空に片想い
「…!?なんで…?誰に聞いたの!?」

「さっき保健室であんた達が話してるのを聞いたの…今さら『嘘だよ』とか言っても手遅れだから」


…そんな

どうしよう。

この事をだれかに言われたら…もう学校には来れない。


「まだ誰にも言ってないよね?」

「…別に、あんたには関係無いでしょ」


そんなぁ…

どうしよう

どうしよう!!


―キーンコーンカーンコーン

「あ、授業始まっちゃったね。私もう行くよ」

「……誰にも言わないで」

「私の勝手でしょ」


立川さんはパタパタと教室を後にした。
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