空に片想い
気づけば周りの人達がチラチラ私を見てくる。

視線が痛い。

きっとこの掲示板を見た人はたくさん居る。

むしろ見てない人の方が少ないはず


「おい!どーなんだよ暁」

もう…

駄目だ…


「馬鹿じゃないの!?」

「あぁ?」

男子が振り向いた先にはちーちゃんが居た。

私も聞き覚えのある声にパッと顔を上げた。

「ちーちゃん…」

「こんなの嘘に決まってるじゃん、ね?朱裡…」

「うん…」

「私達まだ中3だよ?子供なんか作る訳無いでしょ!!そんな事くらいちょっと考えれば分かるじゃん!!」
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