空に片想い
「ちーちゃん!!」

私は慌ててちーちゃんの元へ駆け寄った。


「ちーちゃん!?どーしたの?」

「朱裡…栗…」

ちーちゃんは涙を流したまま私に抱きついて来た。

それを私は優しく抱きしめてあげた。


「ぅ、しゅ…りぃ~ッ」

「ちーちゃん…」


私はどうしたら良いのか分からなくて…ただ黙って優しく抱きしめてあげた。


ちーちゃん…
こんなに悲しんでるちーちゃん初めて見たよ

ねぇ…
いったい何があったの?

誰が…


誰がちーちゃんを悲しませたの?
< 39 / 201 >

この作品をシェア

pagetop