空に片想い
学校の前に着いた。

「武君って野球部だったよね?」

「うん…。」


グラウンドの方から野球部の掛け声が聞こえて来た。


良かった…
まだ終わって無いみたい


しばらく経って野球部の人達が出てきた。


「あ、アレ武君だよ!」


私はちーちゃんの背中を押してあげた。


「千種?」


武君はちーちゃんに気づいた。

少し戸惑っているみたいだったけど…何とか会話は続いているみたいだった。


「たけ…あのね。別れる理由聞きたいの」

「…ごめん」

「え?」


私もりっちゃんもちーちゃんも、いきなり謝られるとは思って無かったから少しびっくりした。
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