空に片想い
パラ パラパラ

……!?


が、楽譜が!


ピアノの上の譜面台から楽譜が全て落ちてしまった。


どーしよ!!

私は覚えている限り演奏を続けた。

しかしそろそろ限界になってきて頭の中はパニックになっていた。


恥ずかしさでだんだん顔が赤くなってくる。


この事に一番に気付いてくれたのは堅斗君だった。


私と堅斗君との目が合った。


堅斗君は口パクで何か伝えようとしているのに気付いた。
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