空に片想い
私は急に恥ずかしくなって

顔が赤くなるのが自分でも分かった。



ギュッ…


……!?

私はいつの間にか堅斗君の腕の中に居た。

ドクン ドクン

ドクン ドクン


どーしよ!!

恥ずかしい//


キュッと抱きしめる力が少し強くなった。

「俺は…朱裡ちゃんのコト好きなんだ。俺は辛い思いさせないから…俺と付き合ってくれないか?」


「…!?」


うそ…

あの堅斗君が

私…を?


その瞬間嬉しくて嬉しくて

再び涙が出てきた。
< 98 / 201 >

この作品をシェア

pagetop