みんなのせかい
夜であっても明るいコンビニは三人にとって時間つぶしには最適な場所だった。
コンビニの出入り口から少し離れた場所に三人はドカッと地べたに腰を下ろし、コンビニで買ったカップラーメンやオニギリを食べ散らかしていた。
食べ散らかしながら自動ドアの中に吸い込まれ、また吐き出されるサラリーマンやOLをつまらなそうに眺めている。
しばらくの間はコンビニを出入りする人間の流れを眺めているだけだったがジュンジがポツリと言った。
『暇。』
それにツトムとマサユキが『あぁ。』と応じた。
単語だけの会話。
それが三人の標準だった。
三人は単語以上の言葉は滅多に交わさない。
つまり単語で表せないような用事が何もないとも言える。
このシンプルというよりは、むしろ稚拙な会話が三人の人格を如実に表している。
コンビニの出入り口から少し離れた場所に三人はドカッと地べたに腰を下ろし、コンビニで買ったカップラーメンやオニギリを食べ散らかしていた。
食べ散らかしながら自動ドアの中に吸い込まれ、また吐き出されるサラリーマンやOLをつまらなそうに眺めている。
しばらくの間はコンビニを出入りする人間の流れを眺めているだけだったがジュンジがポツリと言った。
『暇。』
それにツトムとマサユキが『あぁ。』と応じた。
単語だけの会話。
それが三人の標準だった。
三人は単語以上の言葉は滅多に交わさない。
つまり単語で表せないような用事が何もないとも言える。
このシンプルというよりは、むしろ稚拙な会話が三人の人格を如実に表している。