おバカちゃんと秀才くん!?
俺、海斗。

今校長かな?号令したんだけど、

一人だけぼーッと突っ立ってる女がいた。

…あいつ、気になる。

初めてだよ。俺らに逆らったの。

…放課後よぼ。

「おい、ヒロ。」

「んだよ。俺眠いんだけどー!寝不足でッ」

「…あの女。誰だ。」

「あぁ? あいつ?」

「2年B組 25番 山原優衣 女 」

「あ、疾風!おっはぁー★」

ほんと、ヒロのテンションは高すぎる。

それにしても、疾風…。どんだけ情報通なんだよ。

詳しすぎるだろ。

「よし。じゃあ、今日放課後その“山原優衣”ってやつ呼べ。」

「ラジャーッ★」

「分かった。」


今日の放課後が楽しみだ。

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