あの頃僕ラは生きていた。
第一章:東京 1佳乃
今日から東京の高校だ。

久しぶりの東京の空気。

中学2年以来4年ぶりだ。

回りの風景一つ一つが懐かしく思える。

こっちの高校ではちゃんとやれるだろうか。

不安を持ちながら校門を跨いだ。

『ともや?ともやじゃん!』

後ろをむくとそこには佳乃がいた。

『えっ佳乃じゃん!』

佳乃は俺が行ってた中学で同じだったやつだ。

小学生のころから同じ学校で、気があうダチだった。

『まじ久しぶり~!!元気してた?』

初日から知ってるやつと出会えるなんて運がいい。

しかも同じクラスらしいからめっちゃラッキー!

一緒に教室に向かった。
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