《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
「亜由香をお嫁さんにすること。」









「奏人…。」




亜由香は照れて笑った。









「亜由香の将来の夢は、もう決まってるの?」










「うん。私は…学校の先生になりたい。



中1の時の担任の先生が、すっごくいい先生でね、私も、あんな先生になれたらなぁ…って思ってて。


得意科目は国語だから、中学校の国語の先生になりたいんだぁ。」





「……その夢。




きっと叶うよ。」









「私でも、先生に……なれるかな……?」










「なれるよ。……必ず。」





亜由香は、とろけそうな微笑みを見せた。
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