《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
「ちょっと家まで距離あるから、そろそろ帰ろうか。」






「そうだね。」








また二人、自転車に乗り、来た道をひたすら走る。









「ねぇ……。奏人。」







「ん?」








「奏人の家って、どの辺?




もう¨帰ったほうがいい¨とは言わないけど……奏人が育ったお家を見てみたくて……。





ダメ?」











「………………。







いいよ。









家には入れないけど……。






遠くから見るだけなら……。」
< 135 / 281 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop