《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
僕は、亜由香の後ろをついて、おそるおそる、リビングダイニングに入る。








リビングのソファに座って、新聞を読んでいた亜由香のお父さんが、慌てて新聞を畳んで、立ち上がり



「あっ、どうもこんにちは。亜由香の父です。」




と僕に会釈をしてくれた。






「あっ、は、はじめまして!同じ中学の、小田切 奏人です。お、おじゃまします。」





僕は、深々とおじぎをした。










亜由香と、亜由香のお母さんは、ガチガチの僕と亜由香のお父さんの様子が可笑しいらしく、吹き出しそうになっている。
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