《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
「あ、でも…奏人君。


ここの家は、購入してある家だから…いずれ、帰ってこようと思っているわよ。





お父さん、転勤族だけど……亜由香が大人になったら、お父さんだけ単身赴任してもらうと思うし……。」










「ちょっと、寂しいお言葉だけど(笑)



その通りだよ、奏人君。




いつか……この家に…戻ってくるよ。




そしたら…





まだ、奏人君が、この地にいたら…





亜由香のこと、よろしく頼むな!」










「は……い。


こちらこそ………よろしくお願いします………。」











僕は










無意識に














ボロボロと











涙を流していた。
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