《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
メモを開くと…。






これも懐かしいじいちゃんの字だ。







メモには…。








『これは、歴史を変えてしまうかもしれない、禁断の発明品。むやみに使うべからず。』









と、だけ書かれていた。








歴史を変える?




一体どんな代物なんだ?








僕は、箱にたくさん入っている、小さな発明品を一つずつ手に取り、床に並べた。







発明品の一つ一つに、油性マジックで、その品物の名称が書いてある。







【タイムストッパー】

これはきっと時間を止める装置だな…。


まぁそんなことできるわけないから、きっと失敗作だろう。




他には


【ミエナクナール】


プッ…。

さすがじいちゃん。

これ、きっと、透明人間になる装置のつもりだろう。(笑)


これも失敗作。









ん?これはなんだ?







一つだけ、透明なビニールに包まれた装置がある。







僕は、そのビニールを開けて取り出し、名称を見て固まった……。














【タイムトラベルスイッチ】











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