《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
僕は、めちゃくちゃ泣きながら、亜由香の乗った車のそばまで辿り着いた。












ハァハァ……。












ウィ────ン…







再び車の窓が開いた。









「奏人!?」














「ハァハァ…。








亜由香……







ごめん。





もう一言……



伝えたくて。」

















「奏人…。やだ〜、奏人の顔見たら、また涙出ちゃうじゃ〜ん…。」




















「あ、ごめん…。















でも……。










僕は…どうしても、もう一度、亜由香の顔を見ておきたくて……。









もう一度……亜由香の声が、聞きたくて……。」









やばい、悲しすぎて声が震える…。











しっかり、伝えなくちゃ。























「亜由香…。












10年経っても











僕は、亜由香のこと大好きだよ。












亜由香が、何歳になっても











ずっとずっと













愛してるよ。

















どうか











僕のこと












忘れないで…………。」
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