《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
亜由香は、手で口元を覆いながら、肩を震わせ、声を殺して泣いている。








そして、必死で泣くのをこらえながら…












「……忘れるわけ、ないでしょ!







私が、奏人のこと…忘れるわけ…ないじゃない。









奏人のほうこそ、私のこと、絶〜っ対、忘れちゃダメだからねー!








私だって、10年経っても





20年経っても








私たちが何歳になっても










ずっとずっとず────っと




奏人のこと愛してるんだから〜!!












だから…









お互い、笑ってバイバイしよっ!











そして










必ず、また逢おうねっ!!」











亜由香は、そう言うと、今までで一番…最高の笑顔を見せた。
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