《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
見る見る赤く染まっていく、先生の白い服。
背中には、まだナイフが突き刺さっている。
¨勝手に抜いちゃいけない¨
と、何かで読んだ。
僕は
頭に、カーッと血が上った。
「菊池…!!!
何てことしたんだっ!!!」
すると、呆然と立ち竦んでいた菊池は
「………先生が…悪いんだ。
先生が………。
このクラスの国語担当になった時から………
ずっと……小田切ばかり見ていたんだ……。」