《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
「……!?






そんなこと、あるわけないだろう!!




福井先生は、みんなに優しい先生なんだ!!





クラスで目立たなくて、あまり自己主張のない僕が、取り残されないように、先生の義務として、目をかけてくれていただけなんだ!!!







きっと、誰にだってそうしてるんだ!!」







「違うっ!!!







僕は、福井先生だけをずっと見てきたからわかるんだ!!!







福井先生は、小田切を見るときだけ、表情が違う!!










だから…………もう、小田切を見ないように………………






僕の想像の中でだけ生きて………僕だけを見て欲しくて








………殺そうと…思った………。」













「勝手なことを言うな!!









それなら、僕を刺せばよかっただろう!!??」











「………や……めて……。




そんなこ……と…言わない…で………。」









「福井先生!?




……しゃべらないでっ!





早く、誰か……救急車を呼んでくれ──!!」
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