《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
【未来へ向かって】
“ 奏人へ
突然の手紙、驚いた?(笑)
私ね、3年A組の国語を受け持つことが決まってから、何となく、奏人にまた出逢えそうな気がしてたんだぁ〜。
私も3−Aだったからね!運命でしょ?(笑)
そして、予感した通り、あなたに再び逢うことができた。
初めて、3−Aの教室に入った時、すぐにあなたを見つけたんだよ!
すごくない!?
あなたは、私が15歳の時に出逢った姿と、全く同じ姿で、嬉しくなったよ。
今の奏人が過去に来てただけだから、同じ姿なのはあたりまえかぁ〜! ”
……………先生…僕が未来から来た人だって、知ってたの?
授業中、僕を見て、時々微笑んでくれていたのは………ただ優しい先生だから…じゃないの?