《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
コンコン!









「はい。どうぞ。」






中から、亜由香じゃない女性の声がする。










ガ──ッ……




「失礼します。」









僕は、病室のドアを開けて驚いた─────。








「おっ…おばさん!?おじさん!?」











ベッドに横たわる亜由香のそばには、亜由香のお父さん、お母さんが立っていた。







当然のことながら、向こうの方が、僕を見て驚いている。















「か……奏人君!!??



まさか………そんな……!!!







本当に、あの時の………奏人君なのね!?」













「いやぁ……………どう言っていいか………。





こんなことが……現実に起こりうるだなんて…………








自分の目で見ていなければ……とても信じられないな……。」
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