《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
ガ───ッ……


バタン。








「フフっ…。もぉ、お父さんったら、何がよろしくなんだか。(笑)」









「でも…おじさん、おばさんに久しぶりに会えて、僕は嬉しかったよ。」










「ごめんね…。勝手に、奏人のこと話して…。




私、意識が戻って……すぐにあなたの顔が浮かんで……あなたに会いたくなって……


一番に、目を覚ましたことを、あなたに伝えたかった。


それで、両親があなたと再会することになるから、驚きすぎないように、心の準備させておいたほうがいいかなぁって思って…話したの。



【タイムトラベルスイッチ】のことも……。





やっぱり、奏人を見るまでは信じてもらえなかったけどね。(笑)」










「うん…。いいよ。

話しておいてくれて…よかったよ…。




あっ、亜由香、手紙ありがとう。

全部読んだよ!

母さんが、僕に手紙を渡すの忘れてて…読むのが遅くなってごめん!


今日は、その、手紙の返事も伝えようと思って来たよ。





その前に……亜由香、これ…。」




ガサッ…。



僕は、亜由香に例の封筒を手渡した。
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