《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
「ところで…さっき、何であんな嘘言ったの?

僕が、福井さんの幼なじみだなんて…。」





「あ〜。あんまり意味はないよー。

なんか、あなたが、これ以上コーチに色々聞かれたくない…って顔してたから。

助けてもらったお返しに、あの場から逃がしてあげたんだよん。」







「そうだったんだぁ。ありがとう。」






僕は、この笑顔と声があんまり優しいから、また勘違いしそうになっていた。





僕に好意を持ったわけじゃないんだね。(笑)








「あっ!でも、家で手当してあげるってのは本当だよ。」









おっ!これはまた勘違いしちゃってもいいのかな??







「私のせいで、殴られちゃったわけだし。」










あ…そう。やっぱりそれだけだよね…。
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