《先生と僕》〜タイムトラベルスイッチ〜
「あげるんじゃないからね!ちゃんと家に帰ったら、返してもらうからね!」
亜由香は、キッとした目をした後、ニコッと笑った。
「それ、おじいちゃんとおばあちゃんが、中学の入学祝いにくれた一万円なんだよ。
『何か欲しい物を買いなさい。』ってくれたんだけど、私その時は特に欲しいものなくて、『何かの時に使おう』と思って、ずーっと取っておいたんだ〜。
だから、大事に使ってよねっ!」
「……でも、悪いよ…。そんな大事なお金…。」
「い〜のい〜のっ!きっと今が『何かの時』なんだよ。
だって、奏人、お財布も洋服も何も持ってないでしょ?
だから、食事代や洋服代に使ってねっ!これは貸しだからね〜(笑)」
亜由香は、キッとした目をした後、ニコッと笑った。
「それ、おじいちゃんとおばあちゃんが、中学の入学祝いにくれた一万円なんだよ。
『何か欲しい物を買いなさい。』ってくれたんだけど、私その時は特に欲しいものなくて、『何かの時に使おう』と思って、ずーっと取っておいたんだ〜。
だから、大事に使ってよねっ!」
「……でも、悪いよ…。そんな大事なお金…。」
「い〜のい〜のっ!きっと今が『何かの時』なんだよ。
だって、奏人、お財布も洋服も何も持ってないでしょ?
だから、食事代や洋服代に使ってねっ!これは貸しだからね〜(笑)」