Cスクール~崖っプチの15歳~
私は必死に耐えた
あと少しで終わる

「終わりました」

「……明日テストやるからな80点以上だぞ覚悟しとけ! 帰っていいぞ」

「失礼します……あっ携帯返してください」

携帯を奪い返し、私は外に出た

外は既に夕焼け色に染まっている。

無事に出られたことが嬉しくて、私はすぐに村上君に電話した。

「はい」

彼の声にホッとして涙で声が揺れてしまった。

「私……」

「どうした? 泣いてんのか?」

「あぁ~恐かったよ~」

緊張がほぐれ、泣き崩れていた。

「今どこ? すぐに行くから」

「中府駅。大丈夫。声聞いたら安心した」
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