Cスクール~崖っプチの15歳~
次の日

塾に入ると塾長の先生もいた。

私は嬉しくて明るくなった。

「おはようございます
先生今日いらっしゃるんですね。良かった~」

「あれ山野さん今日はどうしたの?」

塾長は知らなかったのだ

慌てた様子で英語教師は言った

「山野さん英語の点数がひどくて、このままじゃ受験危ないんで僕が仕方なく補習し
てあげるんです」

 嘘ばっかり

「あーそうですか。それはご苦労さまです。でも前もって言ってくださいね」

塾長は勘ずいてくれたようだった

私は嬉しくて仕方なかった。

英語教師は明らかに不機嫌になり、テスト用紙を出した

「よーいはじめ」
< 190 / 228 >

この作品をシェア

pagetop