Cスクール~崖っプチの15歳~
ルイの顔は困惑の色に染まっていた。

「ワリー冗談。大事なときだもんな。オレとはちげーもんな頑張れよ」

オレは席を立ってトイレに入った。

 クソ! クソ! バカにしやがって

 どいつもこいつも 勉強? 受験?

 やってりゃいいじゃん

 どこに行ったって人間かわらねーんだよ

 死にたい奴はどこに行ったって生きられない

終わりにしたい。もう、疲れてんだ。
親の声
センコーの声
みんなの声
ブツブツブツブツうるせーんだよ!!

 オレはフラフラしながら、神川のとこへ向かった。

「わりーオレ気分悪いから帰るわ。先生に言っといて」

「大丈夫か? 顔色悪いぜ? なんだったらオレ看病しに行こうか?」

 神川は本当に良い奴だ……
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