Cスクール~崖っプチの15歳~
「うわ――――ハマ――」

遠く学校の門の前で奴らは止まっていた。

ハマだけが私の側にいる。

「聞いたよ。大丈夫だから、落ち着いて」

「ハマ~リ、リ、リサが、う、うそつきで、ヨーコが死ねって……みんなみんな敵になって」

声が上ずりながらも必死で説明した。

「うん。分かった。大丈夫だからね」

私はハマに撫でられながら、落ち着きをとりもどそうとしていた。

我に返った自分の顔を鏡で見てみるとひどかった。

「あぁ~最悪。わたしぐしゃぐしゃだね」

「うん。あはは、落ち着いた? どうする? みんなに会える? みんな謝りたいみたいだよ」 

 謝る?
 さっき死ねっていっときながら
 冗談じゃない
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