Cスクール~崖っプチの15歳~
もしも、リサにバレたらどんな仕打ち、修羅場が待っているか考えただけでも、鳥肌がたつ。


ハマの暴露話しを聞いて、私はさっきまで「死ね」と言われたことなどすっかり忘れて、ドキドキが止まらなかった。

 ハマともっと一緒にいたい。

そんな私を見てとったようにハマは帰り道の公園で立ち止まった。

「ねぇルイ。ちょっと公園で遊んでいかない?」

中学にもなって公園で遊ぶなんて子どもだなぁ。なんて思ったが、そんな子どもっぽいハマが私は好きだった。

「うん。あそぼ」

3年ぶりくらいにブランコに乗った。

しかも、二人乗り。

小学生から中学生になって、ブランコに乗るのは恥ずかしいものだと勝手に思い込んでいた。
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