Cスクール~崖っプチの15歳~
家に帰り誰しもがする

いつもと変わらない自分を装った。


「ただいま。はぁ疲れた」

お母さんはいつものようにピンクのエプロンをしてご飯を用意してくれていた。

食卓にはすでに小学生の弟がついている。高校生の姉は今日もバイトでいない。

「おかえり」

洗面所で手を洗いながら目が腫れていないか確認した。


 大丈夫。いつもと変わらない


一重まぶたの細い目を大きく見せようと手で目を広げた。

部屋に戻り制服を脱ぎ、ジャージに着替えて食卓についた。
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