Cスクール~崖っプチの15歳~
なるべく家族と目をあわせないようにテレビを見ていた。

もしも、勘が良いお母さんに

「目が腫れてるね」

なんて言われたら面倒くさかったし

いじめられたんだと思われるのが恥ずかしかったのだ。


たわいもない話しをして

食事を済ませ、お風呂に入った。


お風呂に入ると今日一日のことが頭をめぐり、悔しさと悲しさに涙があふれてきた。


鏡にシャワーをかけながら涙を流している自分をみて

「うざい。うざい。死ね。死ね」と唱えていた。

こんな自分が嫌でたまらなかった。
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