Cスクール~崖っプチの15歳~
「ふふふ」
私の隣に座って、波にうたれる足をぶらぶらさせて彼女は語りだした。
「昔はね、あすこに橋がかかってたんよ。だけど、橋はかざりにしかならなくって、壊してしまったんよ。あれはココをきれいにしてくれる空気清浄機なんよ」
ゆっくりと甘い口調で私の心に語りかけてくるようだった。
「ここの空気はやさしくって甘いでしょ。だから、森もツタも育つんよ。私あれが大好きなんだ」
言われてみると、塩っぽくない空気。
海にいるのに森にいるかのような不思議な感覚。
私の隣に座って、波にうたれる足をぶらぶらさせて彼女は語りだした。
「昔はね、あすこに橋がかかってたんよ。だけど、橋はかざりにしかならなくって、壊してしまったんよ。あれはココをきれいにしてくれる空気清浄機なんよ」
ゆっくりと甘い口調で私の心に語りかけてくるようだった。
「ここの空気はやさしくって甘いでしょ。だから、森もツタも育つんよ。私あれが大好きなんだ」
言われてみると、塩っぽくない空気。
海にいるのに森にいるかのような不思議な感覚。