Cスクール~崖っプチの15歳~
「タクこのまま勢いで図書委員長とかなっちゃえよ」

 神川はお調子者だ

「なんねーし」

そんなわけで、本とまったく縁のないオレがなぜか図書室にいる。

どこだって同じだった。
オレはイスに座るとすぐに眠りについた。

イスの引く音が向かい側からしたため、オレは目を覚ました。
前髪が目に被るため、髪の間から目を細めてその人を確認した。

 あの子は…

神川が気になるって言っていた女子だった。

名前はたしか『山野ルイ』

目が合うと顔がほのかにピンク色に染まった。

 照れてやんの…かわいい

オレは再び眠りについた。

次に目を覚ました時、神川の好きなルイは前に立って挨拶をしていた。
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