Cスクール~崖っプチの15歳~
そんなオレの状況を分かっていない神川は、無情にも相談してきたのだった。

「なぁーオレ今度の日曜日にルイちゃんにコクろうと思うんだけど、一緒に来てくれないか?」

「やだよ」

神川はマジだった。

オレは押しに弱い。

頼まれたら断れない。

仕方なく一緒にいることになった。


―――日曜日

ルイの家の近くの公園に行くと、公衆電話からなぜかオレが彼女の家に電話をした。

それも、神川が緊張していて受話器ももてない状況だったからだ。
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