Cスクール~崖っプチの15歳~
林さんは学校が終わるとすぐにオレの前に現れた。

「一緒に帰ろう♪」

 帰ろうって……

オレの家は学校から徒歩1分のところにあるのだ

しかし付き合うからには男は女を家に送るのが礼儀

オレは林さんと並んで歩いた。やたらと話しがうるさい女だった。

一方的に話しが続く……楽しいとは思えなかった

なぜか心は冷めていく

しかし、次の日からオレは林さんの彼氏という箔がついたのか、女子にやたらと声をかけられるようになった。

「林さんと付き合ってるんだ~」

とか

「キスしたの?」

とか、そういうことに興味津々の奴が多かった。
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