Cスクール~崖っプチの15歳~
林さんは綺麗な人だった。

瞳が外人のように薄い茶色で、肌が白く、髪を茶色に染めていた。

スカートも超ミニにしていて、先生に注意されている姿を何度も目にした。

性格は、よく分からない。

友達ではないからなんとも言えない。

ただガハガハと言う太い笑い声だけが印象的な人。

私は彼女の彼を奪ったのだ。

彼女からみたらそうなるのだろう。

私は奪う気なんてまったくなかった。

彼も私もお互いの視線に気づいていたのに、行動できなかった。

行動力のあった林さんが彼に告白して、彼も「別に好きな人いないし」という安易な感じでOKしたらしい。

今思えばその軽い心が、彼の全てを物語っていたのかもしれない。

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