Cスクール~崖っプチの15歳~
「うーん、付き合いたいな」

「じゃあ電話しな。うち誰かに聞いてくるから」

彼の自宅の電話番号を手に入れ、私はドキドキしながらかけた。

「はい」

眠そうな彼の声。

「あっ私、えっと……山野ルイです。番号聞いたの」

「あー」

「さっきはごめんなさい」

「別に」

「これからよろしくね。今日一緒に帰れる? というか部活で、終わるの5時なんだけど……」

「うん。送るよ」

中学生の付き合うというのは一緒に帰るということだった。

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