溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
紅夜さんが、綾さんへの気持ちを忘れて、新しい恋に向き合える日が来るのかな?
綾さんを見ても、苦しいって思わなくなる日が、いつかは来るのかな?
そのとき、私は今も紅夜さんの隣に立っていられるのかな?
私は、紅夜さんの首の下にある腕を抜こうと身体を動かした
びくっと紅夜さんの身体が反応すると、ぎゅっと強く私を抱きしめてきた
え? なんで?
「どこに行くの?」
寝ていたはずの紅夜さんの瞼が持ち上がって、私を見上げている
「あ…どこにも…喉が渇いたから」
私はしどろもどろに答えた
すごい力で抱きしていて、掴まれている腰が痛い
紅夜さんが今にも泣き出しそうな子供のような瞳で私を見ている
「喉…あ、そっか
何も飲まずに、寝たから」
私よりも先に、紅夜さんが起き上がった
「あ、私が…」
「いいよ、俺がやる」
ぺたぺたと足の裏が、床にひっつく音がした
台所の電気がつくと、紅夜さんが冷蔵庫を開ける
レモンティーを取り出すと、食器にしまったマグカップを出した
綾さんを見ても、苦しいって思わなくなる日が、いつかは来るのかな?
そのとき、私は今も紅夜さんの隣に立っていられるのかな?
私は、紅夜さんの首の下にある腕を抜こうと身体を動かした
びくっと紅夜さんの身体が反応すると、ぎゅっと強く私を抱きしめてきた
え? なんで?
「どこに行くの?」
寝ていたはずの紅夜さんの瞼が持ち上がって、私を見上げている
「あ…どこにも…喉が渇いたから」
私はしどろもどろに答えた
すごい力で抱きしていて、掴まれている腰が痛い
紅夜さんが今にも泣き出しそうな子供のような瞳で私を見ている
「喉…あ、そっか
何も飲まずに、寝たから」
私よりも先に、紅夜さんが起き上がった
「あ、私が…」
「いいよ、俺がやる」
ぺたぺたと足の裏が、床にひっつく音がした
台所の電気がつくと、紅夜さんが冷蔵庫を開ける
レモンティーを取り出すと、食器にしまったマグカップを出した