溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
紅夜さんはあり得ないくらい怖い顔をして、私を見ている
私はびっくりして、ベッドからお尻が落ちた
床にどすんと尻もちを打つと、痛みで顔をゆがめた
「あ、いたたっ」
私は「えへ」っとほほ笑むが、紅夜さんにはぷいっと視線をそらされてしまった
「だってわかんないんだもん
どうしたらいいのか…何が最善な方法なのか
私は気のきいた言葉とか言えないし、ただ紅夜さんの苦しそうにしてる顔を見て、抱きしめてあげることしか、出来ないし
紅夜さんの気持ちを全部理解して、『こうしたほうがいい』って言えるほど人生経験だってないし
ただわかるのは、紅夜さんと綾さんはまだ両想いだってことで…
両想いなのに、一緒になれないって事実だけで
そこに私が邪魔してて…綾さんの傷つく目とかが、頭から離れなくて」
だんだん何を言いたいのか
私自身わからなくなって、言葉を止めた
思ってること全てを口にしたら、この関係が崩れてしまいそうで
できれば、紅夜さんとは離れたくない
まだまだ一緒にいたいよ
「俺は愛実に人生の道標を示してほしいわけじゃない
傍にいてくれるだけでいいんだ
近くにいて、抱きしめてほしいんだ
綾とは何があろうとも、もう関係を戻すつもりはない
たとえ綾が俺との関係を望んでも、俺は望まない」
「どうして?
好きなんでしょ?」
私はベッドに両手をつくと、身を乗り出した
「好きじゃない
俺が好きなのは、愛実だ…綾じゃない
完全に綾への気持ちを吹っ切ったわけじゃないのは事実だ
だからって綾がまだ好きだとういうことにはならない
俺の恋人は愛実だ」
『恋人は愛実だ』
その言葉に私の胸は熱くなる
同時に苦しくなる
本当に?って疑ってる自分がいるの
気持ちを吹っ切れないのは、まだ好きって証しじゃないの?って
心の中で、紅夜さんの言葉に突っ込みを入れてしまう
私はびっくりして、ベッドからお尻が落ちた
床にどすんと尻もちを打つと、痛みで顔をゆがめた
「あ、いたたっ」
私は「えへ」っとほほ笑むが、紅夜さんにはぷいっと視線をそらされてしまった
「だってわかんないんだもん
どうしたらいいのか…何が最善な方法なのか
私は気のきいた言葉とか言えないし、ただ紅夜さんの苦しそうにしてる顔を見て、抱きしめてあげることしか、出来ないし
紅夜さんの気持ちを全部理解して、『こうしたほうがいい』って言えるほど人生経験だってないし
ただわかるのは、紅夜さんと綾さんはまだ両想いだってことで…
両想いなのに、一緒になれないって事実だけで
そこに私が邪魔してて…綾さんの傷つく目とかが、頭から離れなくて」
だんだん何を言いたいのか
私自身わからなくなって、言葉を止めた
思ってること全てを口にしたら、この関係が崩れてしまいそうで
できれば、紅夜さんとは離れたくない
まだまだ一緒にいたいよ
「俺は愛実に人生の道標を示してほしいわけじゃない
傍にいてくれるだけでいいんだ
近くにいて、抱きしめてほしいんだ
綾とは何があろうとも、もう関係を戻すつもりはない
たとえ綾が俺との関係を望んでも、俺は望まない」
「どうして?
好きなんでしょ?」
私はベッドに両手をつくと、身を乗り出した
「好きじゃない
俺が好きなのは、愛実だ…綾じゃない
完全に綾への気持ちを吹っ切ったわけじゃないのは事実だ
だからって綾がまだ好きだとういうことにはならない
俺の恋人は愛実だ」
『恋人は愛実だ』
その言葉に私の胸は熱くなる
同時に苦しくなる
本当に?って疑ってる自分がいるの
気持ちを吹っ切れないのは、まだ好きって証しじゃないの?って
心の中で、紅夜さんの言葉に突っ込みを入れてしまう