溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
「昼前には帰ってくるつもりだったんだけど、綾に昼食を作ってたら遅くなった」
昼食を作ってあげたの?
私は視線を上げると、紅夜さんの目を見た
「つわりがひどいらしくてさ
話してるときも何度もトイレに吐きに行ってて…なんか、そのまま帰るのも申し訳なく感じて
さっぱりと食べられる梅のおかゆだけ作って帰ってきた」
「うん」
私は頷く
紅夜さんはぽんぽんと私の頭を撫でると、冷蔵庫に足を向けた
「俺らもなんか食おうぜ
外に行く?
それとも…作ってくれる?」
紅夜さんは冷蔵庫の扉を開けると、2リットルのお茶のペットボトルを手にする
扉を開けっ放しのまま、キャップを開けるとそのままごくごくと喉を鳴らして飲み始めた
相当、喉が渇いていたのか…
半分くらい入っていたお茶が、残りわずかになる
ペットボトルの底でゆらゆらとお茶が揺れているのを私は眺めた
紅夜さん、綾さんとどんな話をしてきたんですか?
聞きたいのに、聞けない質問
怖くて、聞けない
「愛実?」
冷蔵庫の扉を閉めた紅夜さんが首を傾げた
昼食を作ってあげたの?
私は視線を上げると、紅夜さんの目を見た
「つわりがひどいらしくてさ
話してるときも何度もトイレに吐きに行ってて…なんか、そのまま帰るのも申し訳なく感じて
さっぱりと食べられる梅のおかゆだけ作って帰ってきた」
「うん」
私は頷く
紅夜さんはぽんぽんと私の頭を撫でると、冷蔵庫に足を向けた
「俺らもなんか食おうぜ
外に行く?
それとも…作ってくれる?」
紅夜さんは冷蔵庫の扉を開けると、2リットルのお茶のペットボトルを手にする
扉を開けっ放しのまま、キャップを開けるとそのままごくごくと喉を鳴らして飲み始めた
相当、喉が渇いていたのか…
半分くらい入っていたお茶が、残りわずかになる
ペットボトルの底でゆらゆらとお茶が揺れているのを私は眺めた
紅夜さん、綾さんとどんな話をしてきたんですか?
聞きたいのに、聞けない質問
怖くて、聞けない
「愛実?」
冷蔵庫の扉を閉めた紅夜さんが首を傾げた