溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
「姉貴との電話後から、俺は何度も愛実に触れようとしている
なのに、愛実はそれを避けてるだろ?」
「そ、そうかな?
たまたまタイミングが合ってないだけじゃない?」
私は知らないふりをする
ますます紅夜さんの顔が、怖くなる
怒ってる
私の手首を掴むと、私を引っ張って壁際に追い詰めた
「違うだろ
愛実が俺を避けてる」
そんな真っ直ぐな目で見て、私を追い詰めないでよ
「早く綾さんのところに…」
「言えよ、本心を」
「だって…ほら、綾さんの…」
私は綾さんの病室を指でさそうとすると、紅夜さんが壁を強く叩いた
私の身体は、びくんと跳ねた
「愛実、何か心の中に溜めているんだろ?
だから、俺を避ける
言ってくれ、頼むから……言ってくれよ」
紅夜さんが、苦しそうな表情をしてきた
唇を舐めると、紅夜さんが私にキスをすようとする
私は横を向くと、紅夜さんは『ちっ』と舌を鳴らした
「言ってくれ
我慢されるより、避けられるほうが俺は嫌なんだ」
紅夜さんが私の隣に立って壁に背をつけると、ずるずると下に落ちていく
しゃがんで、頭を抱えると、整えてある髪をぐしゃぐしゃにした
なのに、愛実はそれを避けてるだろ?」
「そ、そうかな?
たまたまタイミングが合ってないだけじゃない?」
私は知らないふりをする
ますます紅夜さんの顔が、怖くなる
怒ってる
私の手首を掴むと、私を引っ張って壁際に追い詰めた
「違うだろ
愛実が俺を避けてる」
そんな真っ直ぐな目で見て、私を追い詰めないでよ
「早く綾さんのところに…」
「言えよ、本心を」
「だって…ほら、綾さんの…」
私は綾さんの病室を指でさそうとすると、紅夜さんが壁を強く叩いた
私の身体は、びくんと跳ねた
「愛実、何か心の中に溜めているんだろ?
だから、俺を避ける
言ってくれ、頼むから……言ってくれよ」
紅夜さんが、苦しそうな表情をしてきた
唇を舐めると、紅夜さんが私にキスをすようとする
私は横を向くと、紅夜さんは『ちっ』と舌を鳴らした
「言ってくれ
我慢されるより、避けられるほうが俺は嫌なんだ」
紅夜さんが私の隣に立って壁に背をつけると、ずるずると下に落ちていく
しゃがんで、頭を抱えると、整えてある髪をぐしゃぐしゃにした