溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
第十四章☆不器用な人
あ…あれえ?
「受付に戻って来ちゃった?」
私はコーラと緑茶のぺットボトルを抱えたまま首を傾げた
おかしいなあ
これで夜間受付の前を通るのが、3回目なんだけど?
階段か、エレベータを探してるのに…どうして見つからないんだろう
私は案内板の前に立つと、じーっと地図を眺めた
うーん、おかしいなあ
ちゃんと地図通りに行ったはずなのに…夜間受付に戻ってきちゃう
「あ、すみません
杉本 綾の病室って何号室ですか?」
紅夜さんの声にそっくりな重低音が背後から聞こえてきた
紅夜さんより、ちょっと擦れている声で落ち着いている
私はぱっと後ろを向くと、夜間受付に立っている黒スーツの男性と目が合った
あ…目元が紅夜さんに似てる
男性は、目を細めて私の顔をじっと見たあと、ポケットに入っている眼鏡を取り出して、また私の顔を見た
「君…もしかして、沖野愛実さん?」
紅夜さんによく似た長身の男性が、質問してきた
「…あ、はい」
「やっぱり!
朱音から写真は見せてもらってたから…そうじゃないかと思ったんだよね」
夜間受付の人から、部屋番号を聞いてから男性が、私に近づいてきた
「私は、紅夜と朱音の父です」
男性は丁寧に頭を下げた
私もつられて頭をさげる
「受付に戻って来ちゃった?」
私はコーラと緑茶のぺットボトルを抱えたまま首を傾げた
おかしいなあ
これで夜間受付の前を通るのが、3回目なんだけど?
階段か、エレベータを探してるのに…どうして見つからないんだろう
私は案内板の前に立つと、じーっと地図を眺めた
うーん、おかしいなあ
ちゃんと地図通りに行ったはずなのに…夜間受付に戻ってきちゃう
「あ、すみません
杉本 綾の病室って何号室ですか?」
紅夜さんの声にそっくりな重低音が背後から聞こえてきた
紅夜さんより、ちょっと擦れている声で落ち着いている
私はぱっと後ろを向くと、夜間受付に立っている黒スーツの男性と目が合った
あ…目元が紅夜さんに似てる
男性は、目を細めて私の顔をじっと見たあと、ポケットに入っている眼鏡を取り出して、また私の顔を見た
「君…もしかして、沖野愛実さん?」
紅夜さんによく似た長身の男性が、質問してきた
「…あ、はい」
「やっぱり!
朱音から写真は見せてもらってたから…そうじゃないかと思ったんだよね」
夜間受付の人から、部屋番号を聞いてから男性が、私に近づいてきた
「私は、紅夜と朱音の父です」
男性は丁寧に頭を下げた
私もつられて頭をさげる