溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
「夫婦って、外から見ただけじゃわからない亀裂があるんですよね
自分たちも気づいてなかった溝とか…ふとした瞬間に気がついて、相手を受け入れられなくなって、すれ違って
でも離れてみたら、良い関係に戻れたり…とか
朱音の母とは、今でも良い関係です
私の親友であり、良き相談相手でもあります
彼女にも生活はありますから、今は私の秘書をお願いしてます」
仲がよさそうに聞こえるけど…なんで別れたの?
私は不思議で、首をかしげると、お父さんがクスクスと笑った
「沖野さんが、私くらいの年になったらきっと理解できるようになりますよ
綾とは…この先、私との間に愛が生まれなくてもいいと思ってます」
え? 何を言って…
紅夜さんのお父さんが、にこにこと笑っている
「綾自身、誰かを愛するという感情が欠落してますから
ただ…そういう人間と、紅夜が付き合うのは父として許せなかった…それだけです」
この人って…なんだか凄い人だ
人として大きいのか…小さいのか
それすらわからなくさせる
何度も結婚と離婚を繰り返してて、嫌な人って思ってたけど
話してみると、そう感じさせない雰囲気を持ってて…不思議な人だよ
自分たちも気づいてなかった溝とか…ふとした瞬間に気がついて、相手を受け入れられなくなって、すれ違って
でも離れてみたら、良い関係に戻れたり…とか
朱音の母とは、今でも良い関係です
私の親友であり、良き相談相手でもあります
彼女にも生活はありますから、今は私の秘書をお願いしてます」
仲がよさそうに聞こえるけど…なんで別れたの?
私は不思議で、首をかしげると、お父さんがクスクスと笑った
「沖野さんが、私くらいの年になったらきっと理解できるようになりますよ
綾とは…この先、私との間に愛が生まれなくてもいいと思ってます」
え? 何を言って…
紅夜さんのお父さんが、にこにこと笑っている
「綾自身、誰かを愛するという感情が欠落してますから
ただ…そういう人間と、紅夜が付き合うのは父として許せなかった…それだけです」
この人って…なんだか凄い人だ
人として大きいのか…小さいのか
それすらわからなくさせる
何度も結婚と離婚を繰り返してて、嫌な人って思ってたけど
話してみると、そう感じさせない雰囲気を持ってて…不思議な人だよ