溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
「私が紅夜さんと付き合ってるって、朱音ちゃんから聞いていたみたいで…
『君みたいな子と出逢ってよかった』って言われたの」
私の言葉に、紅夜さんは驚いたみたいで、目を丸くした
「本当に父親がそう言ったのか?」
私はこくんと頷くと、笑顔を見せた
「すごい嬉しかったよ!
病院内で迷子になってみるもんだね」
「そこは違うだろ
迷子になるなよ…て愛実は方向音痴だったんだな」
紅夜さんが優しい目で私を見ると、ぽんぽんと頭を叩いた
「案内図を見て、階段を探したのに…気がつくと夜間受付に戻ってたんだもの」
「…それを世間では、方向音痴って言うんだよ」
「ちゃんと案内図通りに…」
私は唇を尖らせてブツブツ言っていると、紅夜さんにキスをされた
「他には?」
「え?」
「それだけで階段4階分の会話にはならないだろ」
「ああ…えっと、離婚原因を聞いたり…とか」
「え? 父親が答えたのか?」
紅夜さんが驚いた顔をした
勇気あるな、お前…と顔に書いてある
「理由はいろいろあるって…詳しくは教えてくれなかったよ」
私は肩をすくめた
「今度は紅夜さんの番だよ?
綾さんと何を話したの?」
紅夜さんは床に尻を落ちつけると、寂しそうにほほ笑んだ
「泣かれた」
『君みたいな子と出逢ってよかった』って言われたの」
私の言葉に、紅夜さんは驚いたみたいで、目を丸くした
「本当に父親がそう言ったのか?」
私はこくんと頷くと、笑顔を見せた
「すごい嬉しかったよ!
病院内で迷子になってみるもんだね」
「そこは違うだろ
迷子になるなよ…て愛実は方向音痴だったんだな」
紅夜さんが優しい目で私を見ると、ぽんぽんと頭を叩いた
「案内図を見て、階段を探したのに…気がつくと夜間受付に戻ってたんだもの」
「…それを世間では、方向音痴って言うんだよ」
「ちゃんと案内図通りに…」
私は唇を尖らせてブツブツ言っていると、紅夜さんにキスをされた
「他には?」
「え?」
「それだけで階段4階分の会話にはならないだろ」
「ああ…えっと、離婚原因を聞いたり…とか」
「え? 父親が答えたのか?」
紅夜さんが驚いた顔をした
勇気あるな、お前…と顔に書いてある
「理由はいろいろあるって…詳しくは教えてくれなかったよ」
私は肩をすくめた
「今度は紅夜さんの番だよ?
綾さんと何を話したの?」
紅夜さんは床に尻を落ちつけると、寂しそうにほほ笑んだ
「泣かれた」