溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
「旅館、予約がとれたから小旅行といきますか!」
明るい声で紅夜さんが言った
また作り笑顔だった
声も、異様に明るい
壁がある感じがする
私には踏み込むなってこと?
それとも偽りの恋愛ごっこ?
私が年下だから?
気にしない、気にしない
気にしたら…たぶん、紅夜さんとは一緒にいられなくなる
私はほほ笑むと、こくんと頷いた
「お金…どうしたらいいでしょう
割り勘でいいですか?」
「いらないよ
年下の女から貰うほど、極悪非道な男じゃない」
「払います」
「あんたの姉ちゃんからも貰ってないんだ
妹だけ割り勘にはできねえよ」
「…そうですか」
お姉ちゃんのこと、覚えてくれてるんだ
明るい声で紅夜さんが言った
また作り笑顔だった
声も、異様に明るい
壁がある感じがする
私には踏み込むなってこと?
それとも偽りの恋愛ごっこ?
私が年下だから?
気にしない、気にしない
気にしたら…たぶん、紅夜さんとは一緒にいられなくなる
私はほほ笑むと、こくんと頷いた
「お金…どうしたらいいでしょう
割り勘でいいですか?」
「いらないよ
年下の女から貰うほど、極悪非道な男じゃない」
「払います」
「あんたの姉ちゃんからも貰ってないんだ
妹だけ割り勘にはできねえよ」
「…そうですか」
お姉ちゃんのこと、覚えてくれてるんだ