溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
一年ぶりに見る紅夜さんは、さらに格好良くなってた
胸が苦しい
まだこんなに好きなんて…私、馬鹿だ
報われない恋
振り向いてもらえない恋だって知ってるのに
まだ忘れてない
紅夜さんへの気持ちを処理できてないみたい
心がちくちくと痛んだ
朱音ちゃんの荷物を置いた紅夜さんは、私と目が合うことなくすぐに部屋を退出していった
時間にして30秒もなかった気がする
あっという間に部屋から姿が消えてしまった
部屋に入ったのが、まるで幻だったのではないか?
と思ってしまうほど短い時間だった
私は紅夜さんが出て行ったドアをじっと眺めた
眺めながら、姉と一緒になって笑っている紅夜さんを思い出していた
「どうしたの?」
朱音ちゃんの顔が視界に飛び込んできた
不思議そうな顔をして首を傾げている
「えっと……一目ぼれ…っていうのかな?」
私は下を向いて、小さい声で呟いた
前から知っているなんて…言えなかった
姉の彼氏だった紅夜さんに恋してたなんて…言えないよ
「え? 紅夜兄を?」
朱音ちゃんが、驚いた声をあげた
紅夜さん
朱音ちゃんのお兄ちゃんだったんだ
友達のお兄さんだったなんて……知らなかった
胸が苦しい
まだこんなに好きなんて…私、馬鹿だ
報われない恋
振り向いてもらえない恋だって知ってるのに
まだ忘れてない
紅夜さんへの気持ちを処理できてないみたい
心がちくちくと痛んだ
朱音ちゃんの荷物を置いた紅夜さんは、私と目が合うことなくすぐに部屋を退出していった
時間にして30秒もなかった気がする
あっという間に部屋から姿が消えてしまった
部屋に入ったのが、まるで幻だったのではないか?
と思ってしまうほど短い時間だった
私は紅夜さんが出て行ったドアをじっと眺めた
眺めながら、姉と一緒になって笑っている紅夜さんを思い出していた
「どうしたの?」
朱音ちゃんの顔が視界に飛び込んできた
不思議そうな顔をして首を傾げている
「えっと……一目ぼれ…っていうのかな?」
私は下を向いて、小さい声で呟いた
前から知っているなんて…言えなかった
姉の彼氏だった紅夜さんに恋してたなんて…言えないよ
「え? 紅夜兄を?」
朱音ちゃんが、驚いた声をあげた
紅夜さん
朱音ちゃんのお兄ちゃんだったんだ
友達のお兄さんだったなんて……知らなかった