溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
第四章☆重い空気 痛むお腹
お腹…痛いなあ
予定日より早く来たはずなのに、普通に痛いよ
帰りの車の中で、私はそっとお腹に手をあてた
胃の下あたりもなんだかムカムカする
紅夜さんは高速を運転している
帰ろうと、車に乗り込んでから一言も発していない
会話なんてしてない
ただ紅夜さんの車にあったMDの音楽が静かに流れているだけ
甘い香水がへばりつくように鼻に入ってくる
薬…持ってたかな?
あるとしたら、鞄の中に小袋で入っているはず
たぶん、あると思うけど
他のかぜ薬なんかと一緒にまとめておいた記憶があるなあ
はあ、なんでこんなときに生理になるんだろう
「辛いのか?」
「あ、大丈夫です」
私はすぐに答えた
平気
痛くない…そう思わなくちゃ
紅夜さんにこれ以上、迷惑をかけちゃいけない
予定日より早く来たはずなのに、普通に痛いよ
帰りの車の中で、私はそっとお腹に手をあてた
胃の下あたりもなんだかムカムカする
紅夜さんは高速を運転している
帰ろうと、車に乗り込んでから一言も発していない
会話なんてしてない
ただ紅夜さんの車にあったMDの音楽が静かに流れているだけ
甘い香水がへばりつくように鼻に入ってくる
薬…持ってたかな?
あるとしたら、鞄の中に小袋で入っているはず
たぶん、あると思うけど
他のかぜ薬なんかと一緒にまとめておいた記憶があるなあ
はあ、なんでこんなときに生理になるんだろう
「辛いのか?」
「あ、大丈夫です」
私はすぐに答えた
平気
痛くない…そう思わなくちゃ
紅夜さんにこれ以上、迷惑をかけちゃいけない