溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
第五章☆紅夜の想い人
昨日の夜とは違って、ぐっすりと眠れた

車の中で横になってからしばらくは起きてたけど

薬が効いてくると同時に、私もすっかり眠ってしまった

どれくらい寝たのかな?

私は片目を開けると、車にある時計を確認しようとした

え?

…あれ?

ここ、車じゃない?

私は両目を開けると、白い天井を眺めた

寮?

…でもないみたい

寮だったらもう一つベッドがあるもの

朱音ちゃんのベッドがすぐ近くにあるのに

ここはどこ?

私は身体を起こすと、周りを見渡した

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