溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
「新しいのを買いに行かないとだな」
紅夜さんは別にショックを受けている様子はない
「あの…」
「バックアップなんかしてねえって言っただろ!
別にまた聞きゃあいいだろ? 大学に行けば、データに入ってるやつらなんかすぐにつかまる」
紅夜さんは『早く寝ろ』と言わんばかりに私の顔を見てきた
「とりあえず、こっちの携帯のデータを赤外線するから、携帯をよこせ」
私は自分の携帯を、紅夜さんに差し出した
赤い携帯を手にした紅夜さんは、私の携帯に白いの携帯のデータを送ってくれた
「いいんですか?」
「あ?」
「だって…家族だけって」
「なんでいちいち気にしてんだよ
俺がいいから、送ってるんだろうが」
「そうですけど…」
私に携帯を返してくれる
他の女性は知らない紅夜さんのアドレスが、この携帯の中に入っている
いいの?
本当にいいんですか?
私に教えて…
勘違いしちゃうじゃないですか
綾さんが好きなのに、もしかしたら…って期待しちゃうじゃないですか
紅夜さんは別にショックを受けている様子はない
「あの…」
「バックアップなんかしてねえって言っただろ!
別にまた聞きゃあいいだろ? 大学に行けば、データに入ってるやつらなんかすぐにつかまる」
紅夜さんは『早く寝ろ』と言わんばかりに私の顔を見てきた
「とりあえず、こっちの携帯のデータを赤外線するから、携帯をよこせ」
私は自分の携帯を、紅夜さんに差し出した
赤い携帯を手にした紅夜さんは、私の携帯に白いの携帯のデータを送ってくれた
「いいんですか?」
「あ?」
「だって…家族だけって」
「なんでいちいち気にしてんだよ
俺がいいから、送ってるんだろうが」
「そうですけど…」
私に携帯を返してくれる
他の女性は知らない紅夜さんのアドレスが、この携帯の中に入っている
いいの?
本当にいいんですか?
私に教えて…
勘違いしちゃうじゃないですか
綾さんが好きなのに、もしかしたら…って期待しちゃうじゃないですか