溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
第一章☆初めてのメール
朱音ちゃんと同室になれて、良かった!
紅夜さんのアドレスを知れたんだもん
今、この携帯の中に紅夜さんの携帯の番号とアドレスが入ってる
私は赤い携帯を胸の前でぎゅっと握りしめた
『愛実ちゃん、俺…年下と真面目な女って嫌いなんだよね
同い年か年上…んで軽~く遊べる女が好きなんだ
だからこの携帯のアドレスは教えられないよ
重い想いは欲しくない』
…って一年前に言われてフラれた
きっと紅夜さんは覚えてないと思う
私の一方的な感情だったから
告白された数多くの女性たちの中に埋もれていった一人だと思う
お姉ちゃんと抱き合う男を見て、好きになるなんておかしいと感じたこともある
きっと男性を知らないから
勘違いしたんだって思ったよ
何度もそう思おうと、心に言いきかせた時もあった
でもお姉ちゃんが紅夜さんを連れてくるたびに、心臓がドキドキした
土日に家に泊まりにくる紅夜さんを見かけるたびに、苦しかった
お姉ちゃんは理解している
紅夜さんとは遊びの恋愛ごっこだって
割り切っているから、抱きあえる
紅夜さんに触れてもらえる
あのときの私は本気が良かった
それを紅夜さんは知っていた
だから何も教えてくれなかった
声をかけてもにっこりと作り笑いを向けるだけ
告白しても……振り向いてもくれなかった
目を合わせてくれなかった
紅夜さんのアドレスを知れたんだもん
今、この携帯の中に紅夜さんの携帯の番号とアドレスが入ってる
私は赤い携帯を胸の前でぎゅっと握りしめた
『愛実ちゃん、俺…年下と真面目な女って嫌いなんだよね
同い年か年上…んで軽~く遊べる女が好きなんだ
だからこの携帯のアドレスは教えられないよ
重い想いは欲しくない』
…って一年前に言われてフラれた
きっと紅夜さんは覚えてないと思う
私の一方的な感情だったから
告白された数多くの女性たちの中に埋もれていった一人だと思う
お姉ちゃんと抱き合う男を見て、好きになるなんておかしいと感じたこともある
きっと男性を知らないから
勘違いしたんだって思ったよ
何度もそう思おうと、心に言いきかせた時もあった
でもお姉ちゃんが紅夜さんを連れてくるたびに、心臓がドキドキした
土日に家に泊まりにくる紅夜さんを見かけるたびに、苦しかった
お姉ちゃんは理解している
紅夜さんとは遊びの恋愛ごっこだって
割り切っているから、抱きあえる
紅夜さんに触れてもらえる
あのときの私は本気が良かった
それを紅夜さんは知っていた
だから何も教えてくれなかった
声をかけてもにっこりと作り笑いを向けるだけ
告白しても……振り向いてもくれなかった
目を合わせてくれなかった