溺れる愛☆零れ堕ちる恋心
第七章☆カラコン
長瀬さんに連れられて、駅前のカラオケボックスに入った

人数が足りないっていう話しだったよね?

なのに、なんで3人なの?

長瀬さんと、朱音ちゃんと私の3人

どういうことなんだろう?

カラオケの室内に入るとすでに、男子たちは来ていた

男子も3人

みんな、長瀬さんと仲良しみたいで笑顔で会話していた

私は部屋の隅に座ると、下を向いた

「マジで連れて来れたんだ」

男子の一人が驚きの声をあげた

「だって、連れて来いって言ったのそっちじゃん」

長瀬さんが答えた

「いや、仲良くないって言ってたからさ」

「どういうこと?」

朱音ちゃんがすかさず質問した

「ごめんね…だますつもりはなかったんだけどね
こいつらが、クラスの写真を見て…杉本さんと沖野さんを気に入っちゃってさ
紹介しろってうるさかったから」

「そうなんだ
私、杉本朱音、よろしく」

朱音ちゃんが明るい声で自己紹介した

朱音ちゃんの肘が入って、私にウインクしてきた

「あ、沖野 愛実です」

私はペコっと頭をさげた

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